それは大学の部活に入りたての頃。
部活に入って初めて作った書類を、先輩に見せた時に言われた一言です。

書類の一文を指摘されました。
その項目は指摘した先輩が部内の新入生講習で講義してくれたところ。
なるほど。先輩は自分がしっかり講義を聞いてたか試しているのか。
そう思い自分は、先輩が講義で言っていたことを堂々と話します。

「これとこれがあるから安定するんですよね。」

講義の内容をそのままに。(今思えば本当に恥ずかしいものです…)

しかし、それを聞いて唸る先輩。
しばらくしてから先輩はその重い口を開けました。


「いやね。確かにそうなんだけどさ・・・

 じゃ~、なんでこれとこれがあると安定するの?

 

 そもそも、『安定』ってどういう状態が『安定』って言うの?」



「!!?」



そのあと先輩は「この文だけじゃ分からないけど、今口で説明できる?」と続けますが、それ無しでも愕然としました。

そのことを説明出来ない自分がいたのです。

もしその場ですぐ説明できたとしても、文章にしていない時点で『伝える努力をしていない』ということになります。


『自分は言われたことしかしてなかった。しかも考えもせずに。』



・・・・



そんなこともあったな~・・・って何故か最近になって思い出しました。
先輩に言われてからは何かあるたびに色々疑問に思ってたような...

『速い』ってどれくらいだ?何と比べて、何秒で『速い』んだ?

『強い』ってなんだ?何が出来れば『強い』んだ?  

分かりやすいプレゼンってなんだ?文字を少なくする?絵を入れる?体を相手に向ける?
等々。。

…こんなことを日々無駄に考えてました。


この無駄に考えてた日々が、今の自分のポケカに少なからず影響してるんだなと、実感してる今日この頃であります。


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